CONTRASTは、創(造)る行為で私たちを魅了する人物にフォーカスし、彼らとの対話から「ものづくりの温度」を伝えるウェブマガジンです。

contrast

ホンマタカシ『その森の子供 mushrooms from the forest 2011』

いつもCONTRASTをご愛読いただきまして、ありがとうございます。
編集担当の加藤です。

この度、CONTRASTメンバーが情報発信してゆくコンテンツを新設しました。

“Report”では、僕らが足を運んだ展覧会・エキシビション等の情報を発信してゆきます。時には音楽・映像作品、書籍等も紹介する予定です。このコンテンツを通じて、リアルなテクスチャーが皆さんに伝わって、実際に場所を訪れたり、モノを手に取ったり、次の行動に繋がるきっかけ作りとなれば幸いです。

第1回目に紹介するのはこちら。

ホンマタカシ『その森の子供 mushrooms from the forest 2011』



昨年11月にオープンした代々木VILLAGE内blind galleryにて、ホンマタカシさんの新作展示が開催中です。

今回、ホンマさんが被写体に選んだのは、森ときのこ。一見すると、神秘的な森と愛らしいきのこですが、なぜそれらを題材にしたのか。その背景を紹介したいと思います。

自然を身近に感じられる森は、人間の手で長い時間を経て養われ、整えられた場所。それ故に、僕らと深い繋がりを持った場所でもあると言えるのではないでしょうか。ところが昨年、その一部に異変が生じます。高い放射線量が検出され、野生のきのこを採って食べることは禁止。『その森の子供』はその森で撮影されました。



「その中には人間の手で作り出された放射性物質に敏感に反応するきのこがいる」
(ライター・タカザワケンジ氏より引用)。

3.11以降、放射性物質を吸収する植物として、菜の花やひまわりが注目されるようになりました。ありふれたものが、抗えないまま変わってしまった。ホンマさんが撮影した森ときのこに触れていると、その感覚を再認識させられます。

今回のエキシビションに併せて、展示作品を収めた写真集も出版。会場にて先行販売中です。2月5日には、代々木VILLAGE内music barにて、ホンマタカシさん、飯沢耕太郎さん(写真評論家・アート研究所所長)、吹春俊光さん(千葉県立中央博物館上席研究員)によるトークイベントが開催されます(先着申込順)。生の声に触れることのできる貴重な機会なので、是非応募してみてはいかがでしょうか。



ホンマタカシ Takashi Homma
その森の子供 mushrooms from the forest 2011

会期:2011年12月17日 – 2012年2月19日
会場:blind gallery

〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-28-9 代々木VILLAGE内
営業時間:11:00-20:00
tel: 03-6300-5393 e-mail: info@blind-gallery.jp
http://www.blind-gallery.jp

写真集「その森の子供 mushrooms from the forest 2011」
ソフトカバー 950部限定 B5変型 288ページ 147 図版 フルカラー
4500円(税込)
ハードカバー 40部限定(2種×各20部)B5変型 288ページ 147 図版
フルカラーオリシナルプリント付き
52500円(税込)

記念トークイベント
ホンマタカシ × 飯沢耕太郎 × 吹春俊光
日時:2012年2月5日(日)13:00(受付12:30~)
会場:代々木VILLAGE内 music bar
入場料:1,000円 (1ドリンク付き)
詳細は http://www.blind-gallery.jp まで
※予約は終了いたしました

このエントリーをはてなブックマークに追加